攻殻機動隊(実写版)の試写会が絶賛募集中です!
攻殻機動隊の実写版の予告編が徐々に公開されていますね。ぼくが始めてみた時はまだ高校生だったと思いますが、めちゃくちゃ衝撃的でした。実写化されるとだいたい残念な感じになっちゃうことが多いですが、期待したいです!
実写版「攻殻機動隊」 映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」幕間映像
試写会の募集も始まったようです。世間の評価は色々ですが、楽しみです。
そして映画館の予告でみた、スカヨハの攻殻機動隊の映画CM。
— 海月 (@fumofie) 2017年2月3日
…個人的にコレジャナイ感がある。少佐もバドーさんも。
あと謎の舞台装置というか、街の作り方も、違和感。
やはり思う。
なんで実写化したのか。
攻殻機動隊のハリウッド版も3月公開かー。トレーラーみてる限りはいい感じ。アニメ映画を忠実に実写化してるような・・・。押井守監督の攻殻が放つ重苦しいシリアス感は何だろうと考えたら、タチコマが出てこないせいだね(笑)
— tama@2/26禁フェス69頑張る (@tama204) 2017年2月5日
今のところ、実写化で一番期待してるのはGHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 なんせハリウッドですし
— 城ヶ崎エリア(ship2) (@RX_104FF_area) 2017年2月8日
「攻殻機動隊」の実写化映画―「ゴースト・イン・ザ・シェル」に北野武が出ると聞いて、この映画を思い出した(公開当時、あまり評判は良くなかったみたいですが(笑))。 pic.twitter.com/EugdgVc60w
— 都の商売人 (@syoubaininn) 2017年2月9日
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2004/02/25
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 119回
- この商品を含むブログ (281件) を見る
SBI証券から通知がきたので、投資信託を買ってみました【商品選択編】
前回の口座開設からの続きです。
開設してからはほったらかしだったのですが、通知が来ましたので再びアクセス。
今回は何か商品を買ってやろうかと思います。
なにはともあれお金を口座に入れないとだよね…ってどうやって入金するんだろう??
キャッシュカードがあるわけでもないので、どうやって入金するのかとおもったのですが、入金と書かれたところをポチッとすると、即時入金できます、っていう画面が開きました。なるほど、ここから入れるのね。
しかも24時間できて、手数料無料ですよ!奥さん!
じゃあじゃあ、と思って三井住友銀行を選ぶと今度はエラーが。何やら暗証カードからアプリに切り替えないといけないみたいです。というわけでアプリをインストール。
5分位かかりましたが、無事に移行が完了したので、いざ手続きへ。
完了しましたー。簡単カンタン。お金が目に見えないところで動いていると不思議な感じがしますよね。便利な世の中です。余談ですが、普通の振込も今の15時までというものから24時間に変わるみたいですね。日曜日に手続きをしたのですが、銀行の画面では翌日に入金されるとでていましたが、SBIにはすでに入金されたことになっていて、買える様になっていました。
わとそん、投資信託を買う
お金も入金されたところで商品選びです!ついに買っちゃいます。たくさんあって、何にしようか迷っちゃいますねー。
と、言いながら実はもうどの商品にするのかは決まってます。あの本にあった2つの投資信託を買うのみです。
あの本とは、この本。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
そして、 2つの商品とはこれ
・上場インデックスファンドTOPIX
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
これを毎月積み立ててやろうということで、さっそく検索したところ...…ない!
ニッセイ外国株式インデックスファンドはあるんですが、上場インデックスファンドTOPIXっていうのがないんですよー。どうしよう。
・
・
・
まあ、似たようなのでいっか!
とりあえず始めることが大切なので、これならいいかな、と思って「ニッセイTOPIXインデックスファンド」を購入。
もちろん、コストはちゃんとチェックしました。買付手数料もかかりません。
信託報酬 (税込)/年 |
---|
0.1944%以内 |
信託財産留保額 |
なし |
解約手数料(税込) |
なし |
同様にニッセイ外国株式インデックスファンドも購入。
購入日の前にはメールが来るようにも設定しましたので、これで入金漏れもなく安心です。
と、ここで気が付きました。
あれ?まだ買えてないじゃん!?
そう、口座にお金はいれたけど積立の設定をしただけで、まだなんにも買っていないわけです。せっかくなので早く買いたいから、買付日を変更してみました。
次回こそ、わとそん、投資信託を買う!です。お楽しみに!!
水島シェフに「料理は弱火なら絶対に失敗しない」と言われたので、試してみたらまあまあ上手く出来た。
水島弘史さんは「ロジカルクッキング」という料理と経営手法が混じったような名前の調理方法を推奨していて、毎週土曜日に放映されている『サタデープラス』でも調理コーナーをやってらっしゃいます。
言われたといってももちろん、本に書いてあるのを読んだだけです。先日のKindleセールで本があったので買ってみました。
ちなみにぼくの調理レベルはかなり低いです。カレーは作れますがなんかちょっと頑張って作ろうと思うと失敗します。
テレビで目にした時におっしゃっていたのは、
・料理は弱火(強火はほとんど使わない)
・揚げ物は油が冷たいうちから入れる
・フライパンは振らない
など、あまり他では聞いたことのないような料理の仕方のお話。面白かったので今回Kindleセールで目にしたことをきっかけに、購入して読んでみました。
ロジカルクッキングはあなどれない!
で、結論から言うと、めちゃくちゃいいです。結構おすすめです。
とくに、レシピどおり作っているはずなのに何となく上手くいかないという人は是非読んだほうがいいです。
料理を作ろうとおもってクックパッドを開いてレシピを見た時に、レシピにある“適量”ってなんだよ?って思ったことありません?
そりゃ適量いれればいいんでしょうが、その適量が書いてあるのがレシピなんじゃないの?って。
あと豚肉200gってレシピには書いてあるけど、買ってきたのが300gだった場合どうすればいいんでしょ?みたいなのもありますよね。
そんな疑問をもったことがある人には特にオススメです。
1 塩分をきちんと計れば味付けは怖くない。
なんでオススメかというとですね、味付けに関してはちょうわかりやすい鉄則があるんですよ。これだけ覚えておけば味付けに迷わない。
塩分を重量の0.8%にする
というものです。
これだけで守れば大丈夫です。お肉を焼くときも300gなら
300g × 0.8% = 2.4g
なので、2.4gの塩を振ればいいのです。
野菜の炒めも味噌汁もなんでもこの「重量×0.8%の塩分量」を守れば味付けが不思議なくらいうまくいきます。
何で0.8%なのか?ということですが、人間の体内の塩分濃度がそれくらいなので、それに合わせた濃度が美味しいと感じるようにできている、っていうなんとなくよく分かるような、狐につままれたような話なんですが、実際に食べてみるとちょうどいいので納得せざるを得ません(笑)
2 弱火で調理するのは時間はちょっとかかるけど失敗しない。
弱火で調理したことってあります? あんまりないですよね。
弱火で調理したら中までちゃんと火が通らないんじゃないの??
って思ったわけですが、とりあえずやってみました。
というわけで、チャーハンにチャレンジ!
まずは分量を計ります。そして分量の0.8%の塩を用意しておきます。
ご飯を洗います。お米じゃないですよ、炊き上がったご飯を洗うんです。あと油もかけます。こうするとご飯がくっつきにくく、ぱさぱさになりにくいそうです。
フライパンに油を入れて、卵も入れる(フライパンはあたためない)
弱火であたためる
普段の料理では、材料を入れるとジャーって音がして、料理してる感がありますが、弱火調理ではそれはほとんどないです。「これ、できあがんのかな?」なんて思っちゃいます
でも、だんだん温まって、ふつふつして固まってくるんですよ。
強火だとここから一瞬で固まってしまいますが、それがゆ〜〜〜っくり固まっていく感じです。ここで一つ納得しました。
今までの料理の仕方はHARDモードだったんだ
強火だと調理時間は短くなるわけですが、その分、いいタイミングも短くなっちゃうんですよね、きっと。卵焼きでもなんでも、焼けて焦げるまでというのがとても短い時間になる。
料理の上手な人はその短い時間がちゃんとわかってる「黄身がこんな感じになってきたらそろそろ出来上がり」みたいに。そういうセンスがあるわけです。センスがない人はうまくそのタイミングが見つけられなくてどうもうまくいかない。
でも、弱火なら火の通り方もゆっくりだから、いいタイミングの時間帯が長くなる、そうすると失敗しなくなる、っていう方程式なんですね。想像ですけど。
話をチャーハンに戻すと、ずーっと弱火のまま、その後、ごはん、具材を投入。塩も投入。ここからもひたすら弱火で炒めます。(このへんから写真撮り忘れた)
最後に胡麻油を投入して、ここからいままで息をひそめていた強火の登場です!
強火で30秒。一気に仕上げます。ジャージャー鳴って料理してる感がすごく高まります。
・
・
・
・
はい、完成です!美味しかったです。
ちなみに本を紹介しておいてなんですが、この本にはチャーハンについては載っていません。ちょうど昨日のサタデープラスでやっていたのでチャレンジしてみました。
この記事がその時の放送の様子をまとめていて見やすいです
この本に載っているメニューは焼き魚やお肉のソテー、ハンバーグなど基本的なメニューが多いので、いろいろと試してレポートしたいと思います。
試してみました。
ひき肉と玉ねぎだけのハンバーグ
ロジカルクッキングでハンバーグを作ってみました。 - わとそんと日記
高級ホテル並!?のスクランブルエッグ
スクランブルエッグをロジカルクッキングで作ったら高級ホテルの朝食のように美味しかった - わとそんと日記
30代半ばで初めて転職した話と役に立った3つのこと
転職なんて考えたことない。そんな人にこそ読んでほしいです。
昨年、30代半ばにして人生初の転職をしました。それまでの仕事も嫌いではなかったのですが、今後のことも考えて、転職という選択肢も持つようになりました。転職をした今、ふりかえってみると役に立ったなという考え方を紹介したいと思います。
1 自分の強みについて考える「ストレングスファインダー」
ストレングスファインダーとは自分の「強み」について知るるというものです。人にはそれぞれ得意とする才能があってそれを知ることで、自分のより得意なことに集中することがでるわけです。
ストレングスファインダー®は、アメリカの世論調査と組織コンサルティングのギャラップ社が「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考え方に基づき開発したツールです。Webサイト上で177個の質問に答えていくことで、自分の強みを知ることができます。
ストレングスラボ https://strengths-labo.com/
このテストは本を買うことでついてくるコードを入力しても出来ますし、直接ギャラップ社のホームページから申し込んでテストをすることも出来ます。
ぼくの場合、TOP5は
1位 学習欲
2位 着想
3位 成長促進
4位 収集心
5位 個別化
という資質でした。これだけを見ても「なんじゃそりゃ?」って感じですよね。簡単に解説すると
学習欲:勉強するのが好き。しかも資格を取るとかではなく勉強そのものが好き。
着想:何かを思いつくことが嬉しい。しかもなんにも関係ない2つのことが結びつくと凄く嬉しい
成長促進:ほかの人の成長の手助けができていると実感できると嬉しい
収集心:モノや情報をすぐに集めたくなる、たくさん集めると嬉しい
個別化:みんな人それぞれなので、それぞれに合わせた対応ができると嬉しい
ということなんですね。
ぼくがストレングスファインダーの本を読んで面白かったのは
「上位にある資質を使っている時は満足度が高い」
ということです。なので、仕事もなるべく上位の資質を生かせるような仕事のしかたをすると、満足度が高いんじゃないかと思ったわけです。
ぼくの場合この5つをまとめて考えてみると
「自分が集めた情報や勉強したことをいろいろと組み合わせて、その人にあった形で提供することによって、相手が成長してくれること」
っていうのできたら、めっちゃいいわけですよ!考えただけでワクワクします。
もしかしたら読んでいる方の中には全然共感できない人もいるかもしれません。でも、それは正しい感覚なんですよ。あなたのTOP5とぼくのTOP5は違うはずですから。逆にTOP5が似ている場合は共感してもらえるポイントもあるかもしれないです。
で、仕事の内容を振り返った時にこのワクワクするような働き方が今後もできるかと考えたら、ちょっと疑問があったわけです。
そうしたら転職するというのもアリなんじゃないかと。
2 なにはともあれ、転職サイトに登録してみる
とはいえ、特にコネがあるわけでもなかったんで、まずは転職サイトに登録してみました。 2−3社登録したと思います。
転職サイトに登録するのオススメです。自分の履歴書とか職務経歴書なんかを作らないといけなかったりもするのでちょっと手間だったりしますけどね。
でも、その分自分の仕事の内容や自分自身についての棚卸しをするいい機会になりました。自分がどんな仕事をしてきて、これからどんなことをしていきたいのか。きちんと言葉にしないといけないので明確になります。
登録するとエージェントの人と面接したりするのでそれもまたいいです。自分が書いたことを今度は話すわけですが、このときに文章化があいまいだったことはやっぱりうまく話せなかったりして、また考え直すきっかけになったりします。
エージェントと面接すると、何社か紹介してくれて書類審査や面接に進むわけです。それぞれの面接受けるのはもっと手間だったりします。
実際にその会社まで行かないといけないですし、相手はどういう人かわからないけど、こっちはとりあえず全力でアピールする準備をしていかないといけないし。
なんか好きかどうかもわからない人に全力で告白する感じです。
で、告白したからには「ちょっとあの会社イマイチだったかもなー」と思ってたとしても、不採用になってフラれちゃうとやっぱりちょっとダメージを受けるわけですよ。
「あいつにはオレの良さがわからないんだー!」とか思って自分で自分を慰めたりしますが(笑)
3 仕事における自分の優先順位はなんなのかをきちんと決める
それでも、どこが悪かったのか、なんで不採用だったのかって考えてみたりもするんですね。自分のどこがウケなかったのか。それが見えてくると、次にこう思うんですよ。「そのウケなかった部分を次は出すのか?隠すのか?」
これについて考えることがものすごーーく重要なんです。
仕事について考える時には4つの要素があって。
どれだけの収入が貰えるかというお金の要素、どれだけ会社に拘束されるのかという時間の要素、そこで働くことで得られるスキルや人脈といった経験の要素、それから、その会社で働くことによって得られるステータスの要素。
この、お金、時間、経験、ステータスの4つの要素の優先順位をどうつけるかによって自分がどういう会社で働きたいかということが見えてくると思うんです。
例えば、ステータスの優先順位が高ければ、誰もが知っているような大企業になるでしょうし、
経験の優先順位が高ければ、一般企業ではなく、もしかしたらNPO法人のような所になるかもしれないです。
転職サイトに登録すると、いろんな企業の情報がメールで飛んできますし、エージェントもいろんな会社を紹介してくれたりします。
そうすると、自分がどんな仕事がしたいのかよくわからなくなってしまったりするんですよね。迷子になっちゃう。
でも、それぞれの要素についてどこまで妥協できるのか、例えば、年収で譲れないラインはどこなのかということを決めておけば、それ以下のところは自動的に検討外になります。
そうやって、自分の強みはなんなのか?仕事における優先順位はなんなのか?そういうことに対して走りながら考えることで少しずつ答えが見えてきて、最終的に転職しちゃったというのがぼくの経験談です。
とりあえず、転職するかどうかは別としても登録するといろんな情報が入ってきますよ。
毎日、職場で同じ人とだけ顔を合わせていると、どうしても同じような情報しか入ってこなくて視野が狭まりがちになってしまいます。
前に読んだ山崎元さんの本には、会社以外の人との付き合いが1/3にならないようにしていたという話がありました。当たり前ですが自分の会社のことしか知らなければ、今の状況がどうなのかを判断することは難しいですよね。比較することが出来て初めて良いとか悪いとかわかるわけですから。
すぐに転職する気はなくても転職エージェントに登録しておくといい、とおすすめするのは他の会社の情報が入ってくるからです。
面接を受けに行けば、他の会社の雰囲気を知ることもできます。そうやって、他の情報に触れることで自分の今いる環境を客観的にみることができると思います。
転職サイトに登録する、ということ自体がなんとなく自分がやましいことをしているような感じがしちゃったりしますが、登録してみるとかえって自分の会社のいい所にも気付けたりするのでいいと思いますよ。
転職のプロに相談できる転職サイト DODA
ストレングスファインダーの本(診断コード付き)
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 160人 クリック: 3,045回
- この商品を含むブログ (461件) を見る
STEMとPerfumeとチームラボ。
“STEM”って聞いたことありますか?
STEM教育(ステムきょういく)とは国際的に用いられている教育分野である。STEMは「Science, Technology, Engineering and Mathematics」から取られた頭文字語で、すなわち科学[1]・技術・工学・数学の学問領域を一括して扱うものである[2]。高等教育から初等教育・義務教育までの広い範囲に適用される。
引用:Wikipedia
鈴木教授、ホリエモンとの対談が面白い
IoTとかブロックチェーンとかよくわからない新しい技術に関する言葉がありますが、そういうのにちゃんとついていくにはSTEMは必須ですよ〜、って話です。本文が面白いのももちろんですが、東大・慶応の鈴木寛教授とホリエモンこと堀江貴文さんとの対談がそれぞれ載っているのですが、これが特に面白いです。本文が難しくてよくわからないという人はこの二人との対談から読むとわかりやすくなるかもしれないです。というかこの本はたぶんこの対談を元に作られている部分が結構あると思うのでけっこう理解に役立つと思います。
AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/01/06
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
今、イケてる会社はみんなSTEMがベースになっている
世の中ではインターネットが先端テクノロジーからもはや日常になりつつあります。ネットなしでは新しいサービスは考えられない時代になってきています。あとはAI、人工知能もそうですね。
例えば、投資もAI任せになりつつあります。
あとはAmazonGOなんかもそうですね。商品それぞれに電子タグがついていて手にしたら自分のAmazonのアカウントと連携してお店を出る時に自動的に支払われるわけです。
Introducing Amazon Go and the world’s most advanced shopping technology
そもそもスマートフォン自体がGPSやジャイロセンサー、気圧センサーなどといったセンサーの集合体みたいなものですよね。そういった「なんでそうなっているのか?」ということに対してSTEMの知識が全く無い場合、もはやiPhoneはブラックボックスでしかないわけです。でも知識があればある程度の検討はつくようになれるからSTEM大事、っていうか今、優秀な子どもたち、本の中では都立日比谷高校の生徒のが遺伝子組換えの実験をしている例がでてきますが、もうすでにSTEMが重要なんて当たり前ですよ〜、っていうのが成毛眞さんの伝えたいことの一つなんじゃないかと思います。
もっと大事なのはSTEMじゃなくて「STEAM」
で、よーーーく本のタイトルを見て下さい。STEMじゃなくて「STE “A” M」になってるんですよ。この「A」は何なのかというと、Artつまり芸術なんだそうです。
つまりテクノロジーをわかりにくいままにするのではなくて、いかに伝えるという表現として使うか、ということですね。僕が大好きなやつです。
例えばこんなのとか
LED10万個で宇宙表現 チームラボ制作のデジタルアート展始まる
こんなのとか、
年末の紅白に出ていたperfumeの演出もすごかったですね。
https://togetter.com/li/1065565
こういうのを見た時に、「すごいっ!」ってなりますよね?
いろんな技術を開発したり、新しい商品をつくったりするのはとても大切ですが、それがほかの人に伝わらないければ意味がない。そのためにも「A」が大切になってくると。
全てのアイデアは組み合わせでできている
アイデアについて書かれた「アイデアの作り方」という有名な本がありますが、この本では「アイデアというのは全て既存のものも組み合わせである」あります。
つまり、どんなに革新的な技術を使っているように見えてももとを辿ればそれはまったく一般的な技術であって、それをどうやって組み合わせたかが重要なんだということです。
落合陽一さんは「現代の魔法使い」と言われていますが、その魔法はゼロからつくられたものではなくて、ほかの人が思いつかない魔法のような組み合わせでつくられている、ということが言えます。
ただ、そんな魔法のような組み合わせを思いつくには、その要素をたくさん知っていなければいけません。とくにこういった技術の分野においてはそうだと思います。
ジャンルを超えた組み合わせをすれば、あなたにも魔法が作れるかもしれない
そういうアイデアを作り出す時に、組み合わせの要素として「STEAM」があれば可能性がめちゃくちゃ広がるわけです。それも全然関係ないものと組み合わせたらよりいいかもしれない。
例えば、お菓子や料理と組み合わせるとか、美容と組み合わせるとか。あんまし上手く思いつかないですけど。もし、あなたの仕事が伝統的でルーティンであるほど、技術革新の可能性は高いかもしれないですね。
間もなく終わる1月Kindleセールからピックアップしてご紹介
2017年1月のKindleセール本
他にもありますが気になったものから何冊かご紹介します。
※注意 Amazon.co.jp は本キャンペーンを予告なく変更または終了する権利を保有します。
その子育てへのこだわり、間違っているかもしれないですよ?
1728円→829円
その教え方ってもしかしたら思い込みで「こうした方がいいと思ってる」だけかもしれませんよ?、っていうようなお話をデータを元に解説してくれています。
絵本の超超定番の一冊
980円→99円
説明不要。言わずと知れた名作ですね。って言っておきながら実はちゃんと読んだことなかったのでこの機会に読んでみました。
物流はコストなのか?それとも資産なのか?
799円→399円
楽天は物流をアウトソーシングのコストと捉え、Amazonは長期に渡った投資であると捉えたところに両者の違いが現れた。ダッシュボタンやPrimeNowなど物流大戦争の覇者となりつつあるようにみえるAmazonに死角はないのか?
健康な体には柔軟性も欠かせない
痛みなしに! 「夢の360°開脚を叶える本」~あなたが開脚できない理由ここにあります~ (エイムック 3504)
- 作者: 芹澤宏治,エイ出版社編集部
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
994円→540円
周りに挑戦している人が多かったというのでやってみたいという妻のご希望で紙の本を買いました。プロスポーツ選手なんかでもトップの選手は柔軟性がありますよね。日ハムの大谷選手なんかも普通の人に比べてかなり柔軟性があることも、あんなに速い球が投げられる理由の一つのようです。あと、故障が少なくなるそうです柔軟性が高いと。
毎日のタスク的にメニューが決まっているので続けやすいんじゃないかと思います。うちの妻は途中でインフルエンザに阻害されてやらなくなってしまいましたが(笑)Kindleでこういう雑誌というか写真が多いものって読みにくいんですが、大きめのタブレットなどを持っている人はいいかもしれないですね。
自分の理想の宝の地図をつくってみよう!
1296円→99円
自分の好きな写真や、こうなりたい!っていうイメージなんかを雑誌の切り抜きなどで宝の地図のように1枚の紙にスクラップしていくことで、夢が叶いますよ、というお話。自分のイメージを持ち続けることって大事ですよね。苫米地さんの本には「コンフォートゾーン」というのがありましたが、自分の理想を置くことによって、そこに向かう力が生まれてモチベーションが維持できる。そういった自分の脳をいかにコントロールするかということでは大切なことかもしれないですね。
SBI証券口座を開設してみました。
先日読んだ本、山崎元さんの「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」に触発され、証券口座を開設してみました。
証券口座を開く、というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、驚くほど簡単でしたので、そのことについて書いてみます。
どうやって口座を開設するの?
まずは、SBI証券のホームページにアクセスしてみましょう。ググったらすぐでてきますので、ポチッとアクセス。
難しいよくわからない単語がたくさん出てきますが、そんなものにビビッてしまっては口座開設までたどり着きません。「書いてあることがわからないけどどうしよう!?」なんていう気持ちは押し殺して、まずは右側の「今すぐ口座開設」をクリックしましよう。
SBI証券―ネット証券最大手の証券会社。オンライントレードでの投資をしっかりサポート―
口座開設に必要なものって何?
証券会社に口座を開くなんて、なんかいろいろと用意するのが大変そう!って思ってしまいますがそうでもないです。
・マイナンバーカード(もしくは通知カード)
・身分証明証(運転免許証・健康保険証など)
この2点があれば大丈夫です。印鑑も必要ありません。しかも画像をアップロードして提出すればすぐに口座が開設されちゃうんです。びっくりするぐらいあっけなく開設されます(取引はすぐにはできません)。
簡単ですよね、って言いながらマイナンバーが行方不明でちょっと手間取りましたが、妻に聞いたら「あそこだよ」と教えてくれて、一瞬で解決して無事に出てきて事なきを得ました。
以前から「マイナンバーっていらなくない?」ってちょっと思ってましたが、こういう時に使うんですねー。税金はごまかせません(笑)
申し込みフォームへの記入も簡単
というわけで、申込み開始です。本人確認資料はWebアップロードを選ぶと、こちらから資料を送る手間が省けますのでいいですね。しかも、アップロードした画像の文字を読み込んで名前などが勝手に入力されていました(一文字だけ漢字が間違ってたけど)。以前、転職サイトに登録したことがあるのですが、その時よりも全然カンタンでした。
特定口座ってなーに?NISAって、NASAの仲間?
ここはちょっとむずかしい言葉が出てきました!
・特定口座
・NISA
ここで立ち止まってはいけません。とにかく前に進むのです。一つずつみていきましょう。
特定口座っていうのは
「投資で儲かったら税金払わなきゃいけないけど、お客さんの代わりにウチで払っときまっせ〜」
ってことです。万が一税金の申告漏れがあった場合には、税務署から怒られちゃうわけですが、特定口座にしておけば証券会社が代わりにやってくれますので、そんなこともないわけです。
一応、ちゃんとした説明もつけますね。
特定口座とは、申告分離課税が適用になる上場株式等の譲渡益課税について、証券会社が損益の計算を行い、「特定口座年間取引報告書」を交付する制度です。
なので、とりあえず特定口座にしておきました。初心者におすすめって書いてありますし。おすすめられておきます。
次。NISA(ニーサ)です。NISAってなんか聞いたことある!なんかオトクなやつでしょ!
というわけで、こちらも申し込んでおきます。ちなみにNISA口座を開くには住民票が必要なのですが、今SBI証券ではキャンペーンで住民票の取得代行をしてくれています(2017/01/31までに申込みが必要)
NISAのちゃんとした説明はこちら
NISAとは、平成26年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。
NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式投資信託・上場株式等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
たとえば株式投資信託に投資した場合、「値上がり益」と「普通分配金」が非課税になります。
ただし、他の口座で発生した譲渡益や配当等との損益通算はできません。
最後はハイブリッド預金です。これは国の制度とかではなくて、SBI証券とグループ会社の住信SBIネット銀行の銀行口座を連携させるやつですね。よく分かってませんが、なんとなくオトクになりそうなので、申し込んでおきます(適当)。
いずれも、申込んだ、申込まなかったでどうにかなるものでもないですし、投資そのものには影響出ません。そんなことよりも大切なのは
証券口座を開設すること
なんですよね。始めなければ始まらないわけで。後から変えることもできますので、まずは最後まで進めましょう!
ここまで来たら、勝ったも同然。
さっきの難しい言葉のセクションを通過すると、最後によくある個人情報の取扱に関する同意ですとか、いろんな規定に関する同意を求められる画面になります。ちゃんとチェックしていないところは赤くなっていたり、右側にあといくつチェックしないといけないかが出てくるのでわかりやすいです。この辺はサクサク進められますね〜。
というわけで、口座開設完了です!
びっくりするぐらいあっけなく完了してしまいました。たぶん30分もかかってないです。すぐにログインもできるようになりました。以前他の会社で開設した時はもっと大変だった記憶があります。
たぶん、この申込の過程で面倒くさくなってやめてしまう人が多いんじゃないかと。だからそのファーストステップの手間をなるべく少なくして、書類のやり取りなんかも減らして、という風に工夫している感じがしました。
取引は送られてくる書類を受け取ってからということになりそうですが、待ってればいいだけなので、とりあえずどんな銘柄を買おうか考えながら待っています。
次回は商品選択編です。お楽しみに!
2017/02/05 記事を追加しました。
難しいことはわかりません、といった方がいい。
山崎元さんの本「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」を読みました。本屋さんでも結構並んでいるので、見たことがある方も多いかもしれませんね。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Kindleセール中で1490円→716円です。(2017/01/26)
※注意 Amazon.co.jp は本キャンペーンを予告なく変更または終了する権利を保有します。
とにかく、わかりやすくて読みやすい
あとがきで山崎元さんが「今までで一番わかりやすい本」と書いていましたが、その通り、とっても読みやすいです。もう一人の作者である大橋さんが投資初心者で山崎さんが大橋さんに教えるという会話形式で進んでいくのですが、初心者の人にもわかりやすいようにいい感じに情報の取捨選択がされているんですよね。例えば、資産運用するにあたってどこに行けばいいかという話では、
「そう。銀行っていうのは、金持ちには投資させて手数料をもらう。貧乏人には借金させて金利をもらう。これが彼らのビジネスモデル。ATMの手数料なんかではたいして儲かってないの。だから、サラリーマンには家を買わせてローンを組ませるし。定年になって退職金が出たら手数料の高い投資信託を勧める。」
購入した投資信託はいつが売り時かという質問に対しては
「お金が必要になったときだね。病気になったり、老後にお金が必要になったときに、必要な分だけ売ればいい。それまでは持っておき、ひたすら運用する」
という風に、簡潔にわかりやすく説明してくれています。
投資をやってみたいけど怖くて始められない、という人にオススメ!
その他にも、絶対に元本割れしたくない場合はどういう選択肢があるのかとか、投資信託をどういう割合で持っていたらいいのかとか、リスクとはどう向き合っていけばいいのかなど、投資未経験者が知っておいたほうがいい情報が盛りだくさんです。
この本を読むと、投資に対する先入観がなくなると思いますし、実際に大橋さんが投資を始めていく様子を見ていると自分も始めてみたくなるのではないかと思います。
というわけで、証券口座を申し込んでみることにしました
実は僕はすでに1つ証券口座を持っているのですが、本を読んでいたらもう一つあってもいいかな。とかやっぱりNISA口座もつくってみようかな。なんて思えてきたので、本の中でも出てきたSBI証券の口座を申し込んでみることにしました。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
2017/01/29追記
口座開設をする課程を記事にしてみました。
確定拠出年金は利回り20%の投資法
今年から新しい年金制度が始まりました。「個人型確定拠出年金」です。正確にはこの制度は以前からあったのですが、2017年1月から“ほぼ誰でも”加入できるようになったのです。
iDeCoという愛称が付いているのですが、その個人型確定拠出年金を利用すると、なんと
利回りが20%
つまり、100万円投資したら120万円になるわけですよ!奥さん!
…すいません、取り乱しました。そんな取り乱してしまうくらいのうまい話があるわけないでしょ、って思って読んでみたわけです。
わりと単純な話でした。それは「所得控除」されるからです。
所得控除。「そんなこと知ってるよ」って人もいるでしょうし、知ったかぶりで「あー、所得控除ね」って言ってしまってる人もいるでしょうし、ショートクコージョ、って何となく聖徳太子の仲間かな?って思っている人もいると思います。
大雑把位にうと、控除というのは会社でいうところの「経費」です。所得控除には配偶者控除、扶養控除、生命保険料控除など色んなものがありますが、生きていくにあたって「それは必要なものだから給料(=所得)から引いて考えましょう。という考え方ですね。
奥さんが主婦であったり子供がいたりすれば、それだけお金がかかりますから、その分税金は安くしましょう、ああ、でも個人的にいくらとか申請されてもキリがないから、こっち(国)で金額は決めさせてもらいますね。《配偶者控除》《扶養控除》
生きていたらもしもの時の不安もありますし、本当に万が一のことがあったら家族は大変ですよね、そのための備えをするなんて素晴らしい!応援します!あと、生命保険会社の圧力も無視できないのでこういう制度も作っておきます。《生命保険料控除》
そんな風に(こんなに軽くないですが)決められたのが様々な所得控除なわけです。
所得税や住民税というのは支払われた給料からいろんな控除がされた後の金額によって決まるので、この控除をいかに上手く使うかが会社員にとっては大切なんです。
利回り20%のカラクリはこうだ!
所得控除を色々考えるのが面倒なので、年収400万円の独身の人の場合(社会保険なども一切なし)で考えてみたいと思います。給与所得控除(説明は割愛)があるので課税所得は266万円になります。所得税の速算表によるとこの人の所得税は168,500円となります。また、住民税は約10%として266,000円です。両方足すと434,500円
ここで、毎月1万円を確定拠出年金として支払ったとします。そうすると年間で12万円になり、その分が所得控除されます。
そうすると、266万円-12万円=254万円
課税所得が変わってますので、所得税、住民税の金額がそれぞれ変わります。
所得税 156,500円 住民税 254,000円
双方合計すると、410,500円となるわけです。そうすると税金が24,000円安くなったことになります。年間12万円支払って、24,000円の支出が減るわけですから、利回り20%となるわけですね。(計算合っててよかったー)
というわけで、これが「利回り20%のカラクリ」でした。純粋な投資の利回りについてはまったく関係ないわけです。
一番の支出は税金
よく3大支出と言って、住宅、保険、教育が挙げられたりしますが、実は社会保障や消費税も含めた税金など国に対して支払っている支出が一番多いわけです。その人の収入にもよりますが、収入に対する支出としての税金が占める割合は少なくないです。
なので、その税金を減らす方法を考えるという観点を持つのはとても大切なことだと思いました。そしてその方法として「個人型確定拠出年金」を使うのはとても有効であると言えます。
ただ、本の中でも触れられていますが、住宅ローン控除や様々な所得控除がある人は所得税をあまり支払っていない場合もありますので、よくよくご自分の所得税額をご確認下さい。
「超現代語訳 戦国時代」を読んで真田丸観たくなった。
いやー、歴史っていいですね。戦国時代っていいですね。「信長の野望」をやっていた世代にとってはなんともいえない一冊です。
戦国時代ってこんなに面白い話がたくさんあるのに、学校の授業では一瞬で終わっちゃうんですよね。超歴史マニアだった友達がその知識をテストに生かせたのはほんの1問だけだったことに切なさを感じました。
そんな歴史好き、戦国時代好きの人はもちろん、歴史って苦手!っていう人にとっても楽しめる一冊だと思います。話がドラマ仕立てで上手にデフォルメしてありますし。
著者の房野史典さんはお笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミということで、戦国時代にも鋭くツッコミを入れながら解説してくれています。
内容は大きく分けて2つのお話を中心に構成されています。ひとつは「関ヶ原の戦い」もうひとつは「真田三代」つい先日まで大河ドラマでやっていた「真田丸」のお話もでてきます。
はじめに、からもう面白いんですよ。見開き4ページで地球誕生から現代までの日本の歴史を振り返っちゃいます。
後醍醐天皇のそばから離れ「やっぱり武士が仕切ります!」と言った“足利尊氏”さんが、征夷大将軍になって、室町に幕府を開きます。
「このまま室町いけるかなー」と思ってたら、おおきな内部分裂(応仁の乱)が起きちゃって『日本全国、ずっと争いが続いている』ジョータイになります《室町時代》
武士の世の中は終わり、内閣が出来上がり、欧米の文化がいっぱい入ってきて、洋服なんかも着ちゃったりします。中国やロシアと戦争したのはこの頃。《明治時代》
どうですか?すっごい簡潔にわかりやすくまとまってますよね。これを読んだだけでも本編への期待が高まります。
関が原の戦いが何故起こって、どういう経緯で東軍が勝ったのか。とてもドラマチックにというかドラマを見ているかのように読むことができます。石田三成が嫌われ者だったとか、真田家の何がスゴイのかとか、そんなことが面白くてわかりやすく、そしてたまにウルっときたり。
戦国時代って色んな武将が出てきてよくわからなくなっちゃったりするんですが、本の中ではみんなキャラが立っていてイメージしやすいので、あまりそういうこともありません。読み終わった後には「戦国時代っていいなー」って思うこと間違いないです。
「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」でマーケティングと戦略を学ぶ
マーケティングってなんとなく胡散臭いな、って思ってたんですよ。説明されればそうだなとは思ったりしますが、なんか雲をつかむような話でイマイチ納得出来ないというか、自分に応用できなかったりしてたんですよ。
でも、それは僕がマーケティングのことをよくわかっていなかっただけだというのがこの本でわかりました。
マーケティングは単なる市場調査ではない
これが、僕の一番誤解していたところだと思ったのですが、マーケティングって市場の動向を調査してそこに対してどうやっていったらいいか、みたいなのを考えることだと思っていたんですよ。ちゃんとウィキペディアにも書いてありました。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
ウィキペディアより引用
そう、調べるだけじゃないんですよ。「経営哲学、戦略、仕組み、プロセス」全てなんですよね。
で、この本にはそういったことについてちゃんと、わかりやすく、しかもUSJという具体例と裏話を交えながら書いてあるので、とてもわかりやすくマーケットのことが学べました。
じゃあ、具体的にマーケティングって何ですか?
商品を売るのが営業の仕事、商品を売れるようにするのがマーケティングの仕事
どうやって売るために手を売っていけばいいのか?そのための戦略を考え、実行するのがマーケティングということですね。
どういう目的にどういう戦略を立てて、どういう戦術で戦っていくのか。本の中ではこういった、「目的」「戦略」「戦術」といった言葉の定義をきちんとして、どう使っていったらいいのかを解説してくれています。
戦略とは「限られた資源でいかに目的を達成するかを考えること」
— no_ishiwatari (@H_Ishiwata) 2017年1月19日
つまり「選択と集中」でやる事とやらない事を選びいかに勝利ラインを超えられるか。
その時に大切なのが10の中から1つの最も重要なインパクトを与えるものと、その次に重要な2つのものを選ぶ戦略眼。
「目的」は達成すべき使命のこと。「目標」はその目的を達成するために経営資源を投入する具体的な的のこと。
— no_ishiwatari (@H_Ishiwata) 2017年1月19日
「目的はパリ占領、目標はフランス軍」
戦況分析についても出てきます。
冒頭で書いた、僕のマーケティングを言われてイメージする市場調査についても重要性が書かれています。
水が高いところから低いところに流れるのが自然の摂理であり、それに逆らうことは多大なエネルギーを要するように、市場構造に逆らうことは多大なエネルギーを要する。市場の摂理に逆らわず味方につけるには戦況分析が欠かせない。
— no_ishiwatari (@H_Ishiwata) 2017年1月19日
これって、この話に似てるなって思ったんです。
売れようとする芸人はみんな自分のネタの練習ばかりしている。でもそれは違う。世の中の流れをちゃんと考えないといけない。過去にどういうお笑いの歴史があってそして今どうなっているのかを考える。これがX軸。そういうことをちゃんと分析した上で、自分たちに何ができるのかを考えないといけない。これがY軸。このX軸とY軸をいかに交差させるかということをちゃんと考えないといけない。
http://thinkinglab.hatenablog.com/entry/2017/01/10/171524
マーケティングというと、自分の商品やサービスがどのターゲット層に対して受け入れられそうかということだけを考えてしまいがちです。でも、自分のことを考えるだけではだめで、いまの周りの市場環境がどうなっているか、どういう過去の出来事があったから今の市場環境は出来上がったのか、という背景も含めて理解した上で、じゃあ今後はこういう流れになりそうだと予想する。そしてそこにどう自分の商品やサービスをアピールしていけば「売れる」のかを考える。それがマーケティングなんですよね。
このように、一つの言葉の定義からマーケティング総論、具体例、そしてUSJ裏話ととても読みやすく面白い一冊でした。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本)
- 作者: 森岡毅
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2016/04/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
余談ですが、今回はKindleではなく紙の本で買いました。最近、本屋に入るとついつい買ってしまうので、コンビニに入るよりも危険な気がしてますw
会社は2年で辞めていという考え方は超重要
この山崎元さんの著書「会社は2年で辞めていい」という本は、単なる転職の話ではなく「どうやってビジネスキャリアを作っていくか?」ということを考える上でとても参考になる一冊でした。
メインの想定読者は20代だと思いますが、どんな世代でも参考になる考え方が満載です。また最近話題なっている本の「LIFE SHIFT」によれば、人生は100年になるという話もあります。えー?100歳まで生きないでしょー。なんて思われるかもしれませんが、高齢者は75歳からになるという日本老年学会の発表もありますし、明らかに寿命は伸びるでしょう。しかも健康寿命が伸びるわけです。
こういった流れになると、たぶんですね、現在財政をひっ迫していると言われる社会保障である年金支給や健康保険の負担軽減の対象年齢は引き上げられることとなる可能性が高いわけですよね。
ということは、現在はスタンダードになりつつある65歳定年というのも変わってくるでしょうし、ともすると、定年後には個人で稼がないといけない時代が来るかもしれないわけです。定年までに手に職をつけて独立をしましょう、みたいな。
そこに備えるためには、単に会社のいち従業員として働いていればいいという時代では明らかになくなっていくんじゃないかと思うわけです。
会社本位か自分本位か
前置きが長くなりましたが、そんな時代が来るかもしれない中で、山崎元さんの、会社を2年でやめるという発想は会社よりも自分に重きを置くということからきています。
会社はアテにできない。少なくとも会社に頼りきるわけにはいかない。となると、頼むべきは自分、より正確には、自分の人材価値ということになる。 念のため、形を変えて説明を繰り返しておくと、(A)会社が長期的に(できれば成長し)順調で、かつ、(B)会社にとって自分が必要な人材であり続けて、かつ、(C)自分が会社に価値を感じられる(誇りを持てる、飽きないど)ということでないと、一つの会社に頼った人生は成功しない。 将来について、(A)、(B)、(C)が成立する確率はいかほどか。しかも、(A)×(B)×(C)という確率の積が問題だから、どれかがゼロになると、結果はゼロだ。
こう考えてみると、この(A)×(B)×(C)が成立しているのは奇跡のようにも感じられるてきます(笑) 今は順調に言っていてもいつかどこかで破綻するかもしれない。そしてそれはいつ起きても不思議ではないわけです。
そもそも、この3つの中には3つとも「会社」という自分ではコントロール不可能な要素が関係しています。そしてそれは会社の経営状態であったり、業界の情勢であったり、社会全体の流れに左右されて変わってしまうんですよね。だから、自分がどれだけ努力してもうまくいかない可能性が起こりうるわけです。
だから会社に頼った人生であってはいけない、というのがこの「会社は2年で辞めていい」という本の中での山崎元さんの主張なわけです。
じゃあ、どうやったら2年で辞められるの?
当然、2年で辞められるということは次の転職先が決まっているということであり、それくらいの能力があると見られないといけないわけですよね。それって結構大変なことだと思うんです。山崎さんは転職を12回も経験されているそうなのですが、そのためのコツはどこにあるんでしょうか?
ここで、重要なポイントを一つお伝えしよう。 転職の際、自分のスキルあるいは能力を評価されることになるが、転職マーケットで評価される業務上の「能力」とは、(一)現にその業務をこなす能力があって、かつ、それが(二)実際の仕事の実績を通じて証明されている、という二つの条件が揃っているものが最上だということだ。業務経験は、学歴や資格に勝るのです。
つまり、能力があるのはもちろんだけれども、それをちゃんと何らかの形にして相手に見せられるようなものにするのがいい。例えば、山崎さんの場合は自分が書いた雑誌の記事や仕事で作成したレポートになる。でも、業種や職種によってはなかなか難しい場合もありますよね。とはいえ、大切なのは「その実績をどう証明するかを常に考えておくこと」 なんだと思います。
例えば、総務の仕事をしているのなら、実際に業務が効率化したプロセスとそれによってどれくらい効率化することができたのかを説明する練習をしてみたり、営業ならただ自分の過去の成績を伝えるのではなくて、そのプロセス、なぜそういう数字を出せたのかということについて伝える練習をしてみたりする。
そんなことって、一つの会社でずっとやっていくならあまり必要のないことですよね。大切なのは「外から見られるとどうなのか?」という視点を自分の中に持つことなんだと思いました。
じゃあ、どうやってそんな実力をつければいいのか?
でもそれは山崎さんが優秀だったからできたんでしょ、って思っちゃいますよね。そんなことなかなか出来ないよね。って思っちゃいますよね。でもこの本で山崎さんは丁寧にどうやったら実力をつけられるのか?ということについて
(1)興味のあるテーマは、専門雑誌(多くは英文)に載る論文までフォローしておこう。商売上「差」を直接的に作ることができるのは、このレベルの知識だ。
(中略)
(2)まったく知らない新しいテーマ(たとえば株式投資)に取り組む場合、心者向けの入門書を数冊から十数冊買って拾い読みをすると、最初から中級向けの基本書をしっかり読むよりも、早く物事の「感じ」がわかることが多い 。
というような感じで7項目に渡って勉強の仕方について教えてくれています。特に(1)についてはハッとさせられました。英語に関してはあんまし得意じゃないのもあって諦めていました。Google翻訳がもっと便利になるからいいんじゃない?とか考えていたわけです。でも、確かに世の中にあふれていて、みんなが読んでいるようなものだけを読んでいたら、10点満点までは行けるかもしれないけど、その上にはいけない。差は生み出せないんですよね。
先日読んだ、梅原大吾さんの本の内容を思い出しました。
10の強さを手にする方法は簡単に教えられる。だが、11、12、13の強さを手にする方法は言葉では教えられない。それでも口に出して言うとすれば、 「すべての可能性を試した果てにあるもの」 ということになるだろう。それはテクニックや方法論ではなく、ほとんど姿勢や居住まいの問題になる。ゲームとの向き合い方、覚悟の置きどころと言えばいいだろうか
つまり、この英語の論文も読んでみるということが11を目指す行為なんだと。そしてそういうことをすることが自分と他人との差を作り、実力をつけ続けるために必要なことなんですよね。
「そういう姿勢で自分の仕事に取り組んでいますか?」
そう言われた気がしました。頑張ろう。
余談ですが、この本「会社は2年でやめなさい」だったら読んでなかったかも。〇〇しなさい、っていうタイトル嫌いなんですよねー。
勝ち続ける意志力とはなにか?
みなさんは梅原大吾という人を知っていますか?
梅原 大吾(うめはら だいご、1981年5月19日 - )は、日本の青森県出身のプロゲーマー。
日本での愛称はウメハラ、ウメ、ウメさん。アメリカでは本名のDaigoのほか、The Beastというニックネームでも知られる[1]。
2D対戦型格闘ゲームにおいて数々の大会を制している、国際的に著名な格闘ゲームプレイヤー。とりわけカプコン社製の対戦型格闘ゲームで実績を多く残し、同社開発本部長(当時)の岡本吉起から「10年に一人の天才」と呼ばれた。
僕もなんとなく名前は知っていたのですが、すでにゲームに対する興味がなくなっていたこともあってあまり気にしていませんでした。でもこの本を読んでやっぱり世界一になる人はすごいなと改めて思ったわけです。
勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)
- 作者: 梅原大吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: Kindle版
- 購入: 4人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Kindleセール中 799円→398円(2017/01/13 現在)
※注意 Amazon.co.jp は本キャンペーンを予告なく変更または終了する権利を保有します。
すぐに検索しましたよ。なんだかんだで僕も「ストⅡ」で遊んでいた世代ですから。そしたらもう、この動画に持っていかれるわけです。何回見ても興奮します。
そんな梅原大吾さんが、なぜ世界一になれたのか?というのをご自身の観点で紐解いているのがこの本の内容です。
10ではなく11を目指す。
しかし、そこで気持ちが負けて、便利で簡単な戦法を選んでしまうと、確実に成長が止まってしまう。それは間違いない。 それでは10の強さは手にできるが、そこが行き止まりだ(10とは一般的な努力で到達できる最高点ということだ)。 僕は10の人間に勝つために頑張っている。そんな僕が10では意味がない。だから、時間がかかっても、バカにされても、11、12、13の強さを目指す
これが「勝ち続ける」ために必要なこと何だと思いました。世の中にありふれている正攻法を使うということも大事だけれども、正攻法を使いこなせるようになるだけでは10のまま。その瞬間に勝つことはできるかもしれないけれども、勝ち続けることはできないんですよね。
10の強さを手にする方法は簡単に教えられる。だが、11、12、13の強さを手にする方法は言葉では教えられない。それでも口に出して言うとすれば、 「すべての可能性を試した果てにあるもの」 ということになるだろう。それはテクニックや方法論ではなく、ほとんど姿勢や居住まいの問題になる。ゲームとの向き合い方、覚悟の置きどころと言えばいいだろうか
どれだけ10を越えようと思えるか、その気持ちを持ち続けられるか、その気持ちこそが「勝ち続ける意志力」なんだと。
へなちょこでも意志力をもつ方法は何か?
僕は結構へなちょこなので、この本を読んでいてずっと思っていたわけです。
仰ることはよくわかりますが、それが続かなくて困ってるんです。
って。
とは言え、それでは何も変わらないので、少しでも真似できそうなヒントを拾っていこうと読んでいました。
そう思って読んでいると気づいたことがあります。勝つことの快感を知っているということ。
快感を味わうのはほんの一瞬だが、それでも暗闇が晴れたときの自分の姿を想像するだけで前途洋々だ
こういう至上の喜び、言い表せない快感みたいな話を読んだり聞いたりした時に僕は必ず、村上龍の「悪魔のパス、天使のゴール」という小説の中の一説を思い出します。
sexより気持ちいい瞬間をどこかで持つ事が出来るかどうかで男の価値が決まると思える。
女性はどうなのかわかりませんが、男性の場合、わりと真実なんじゃないかと思ってます。このフレーズは村上龍さんと中田英寿選手との対談でゴールを決めた瞬間とsexとどっちが気持ちいい?みたいな話が元になっていたと思います。もちろんゴールなわけです。
sexと比較するかどうかは別としても、とにかく自分がめちゃくちゃ気持ちよくなれる瞬間を追い求められるということは大切なんだと。そういえば水泳の北島康介選手も金メダル取って「チョー気持ちいい」って言ってましたよね。
そう感じられるものを作らなきゃいけないわけですが、そもそもそこに達するまでにも相当な道のりが必要だよねー、なんてまたへなちょこなことを思っていたらこんな言葉が
先を見ず、まずは目の前の5段を登ってみればいい。次にもう5段が見えたら、また登ればいい。そうやって毎日5段ずつ登っていけば、500段登るのもそれほど苦痛に感じないだろう。最初から500段登るぞと熱くなると、往々にしてあとが続かない
そう、まずは5段のぼった快感を感じればいい。山の頂上に登った快感を得るにはまず登らなければ行けないし、途中の5合目でも見晴らしの良さに感動する一時はある。そして、その一時の感動を超えるようなものを求めてさらに登っていく。
そういう姿勢で取り組み、試行錯誤しながら、11を目指していくことで得られるものがあるということ。
この快楽を求めて少しずつ積み上げていく行為こそが勝ち続ける意志力をもつ方法なんですよね。こう考えると少しは自分にもできそうかな、って思えました。
こちらのちきりんさんとの対談本もおすすめです。
本の内容とは関係ないですが
もしかするとこれからはゲーマーが活躍する時代が来るんじゃないかと思ったりしました。ポケモンGOやVRといった現実とバーチャルの境目がなくなりつつあるじゃないですか?
そうすると、現実をゲームのようにプレイできる人の方が出来ることが多くなるんじゃないかと。
いま、スマホを使える人と使えない人で出来ることに結構違いが出るように、ゲーム的な人生を受け入れられるか受け入れられないかということでどういう人生が送れるかということには差が出来ると思ったんです。
例えば、ダイエットをする時にあるゴーグルをかけると身体にいい食べ物には美味しそうなエフェクトがかかって見えて、身体に良くない食べ物には毒々しいエフェクトがかかって見えたり。一万歩歩いたら、周りの人に祝福されるような効果がでてくるとか。
そんなのバカバカしいと思うか、面白そうと思って取り入れるか。
それによって人生の充実度は変わると思うし、ゲーマー、というかゲームを楽しめる気持ちがあるかどうかが大切になる時代が来るんじゃないかと妄想してました。
カーネギーをよんで面白いスピーチについて考えてみた。
こんな本を読みました。
Kindleセール中 702円→108円(2016/01/11現在)
※注意 Amazon.co.jp は本キャンペーンを予告なく変更または終了する権利を保有します。
「人の動かし方」で有名なカーネギーさん。この本にも特に目新しくはないけれども本質的で大切なことがたくさん書いてありました。ただ、案外バラバラにでてくるので、順序立ててまとめてみたいと思います。
面白いスピーチとつまらないスピーチの違いは何か?
とあるスピーチで新聞の記事をそのまま話をした人がいました。その事実は間違っていないのですが、全く面白くない。そこでカーネギーはこう言いました。
誰かが言ったことではなく、あなたが一個人として何を思っているかを話してください。スピーチの中に、もっと自分自身を注ぎ込むのです。どうでしょう、来週も同じ題材でやってみませんか? まずは記事を再読して、その筆者に同意するのかどうかを自問してみてください。賛成ならそれを熟考し、自分の体験に基づいた意見に照らして、具体的に説明していただきましょう。もし反対なら、そう断った上で理由を述べてくださいませんか? 要はその記事を、スピーチをはじめるための単なる出発点にすることです。
それから一週間、自分がどう思うかを考えて、それを盛り込んだスピーチをしたのですが、それは一週間前とはまるでちがうスピーチとなったそうです。
つまり、その人が話す意味が無いといけないんですよね。一般論ならべつにその人から聞かなくてもいいわけです。個人的な感情や意見を述べることに話す意味があるわけです。記事はその意見を述べるための引用でしかない。そしてその意見は正しいとか正しくないとか関係ないんですよね。いずれにしてもその意見によって反応する自分が面白いわけですから。
こんな記事が話題になっていました。
この記事に賛同する人もいれば、反対の人もいると思います。どっちも正しい意見なんだと思います。正確に言うと、「どっちも“その人にとっては”正しい」意見なんです。そしてその意見を引出したことがこの記事の価値なんですよね。
スピーチの評価とスピーチに反応する自分への評価
本を読んだり、映画を観たりして面白いと感じることがありますよね?感動して泣いたり、怒ったりすることもあるでしょう。もちろんその本や映画の内容が素晴らしいというのもあると思います。
でも、その時の気持ちをよーーく思い出してみてください。
その映画を観て感動している自分っていいな、って思ったことありません?怒っている自分の正義感を誇らしく思ったことありません?
そこまでいかなくても、そういった本や映画に触れることで自分自身の気持ちを確認できる、ということはあるのではないでしょうか?
それって実は
スピーチを聴きながら自分を見ている
ということなんだと思います。つまり、本や映画を楽しむのと同時に自分自身とも会話をしているわけです。ドナルド・トランプのスピーチを聞いた白人のあまり所得が高くない層の人たちは、トランプのスピーチに共感しながら、自分自身を肯定して高揚するんです。
また「この世界の片隅に」を観て感動すると同時に、その感動している自分の感情にも感動するのです。この映画に感動している自分はいいなーって(笑)だからファンって熱狂的なんですよね、きっと。その作品を否定してしまうと、自分自身も否定してしまうことになってしまうわけですから。
スピーチの面白さには2つある
面白いスピーチというのも同じように、スピーチ自体の面白さもさることながら、自分はどう思うのか?と思わせることが面白さになっている。そして、そのためには一般論ではなく個人的感情や経験談を注入してあげないといけないわけです。そういう関心をもってもらえる個人的な意見ができるか、ということが面白いスピーチかどうかの分かれ目になるんじゃないかと思いました。
じゃあ、具体的にどうやって作ればいいの?
とは言え、そんな簡単に関心をもってもらえるような話を考えるって難しくない?って思ったのでもう少し具体的に見ていきたいと思います。
カーネギーはスピーチの準備の仕方についてこう言っています。
スピーチの準備とは、考えること、さらに深く考えること、思い出すこと、最も心を引かれるものを選び出すこと、それらに磨きをかけて一つのパターンにまとめ、あなたの独自のモザイク模様をつくることです 。
また、こうも言っています。
実例と一般論を積み重ねたおいしそうなケーキ──スピーチはこうでなくてはいけません。見聞きした具体例と、それらの実例から説明できるとあなたが思う原理について、考えを深めるのです。
一般論で概要を示しながら、具体例でわかりやすく伝える。このバランスと組み合わせでいかに自分の気持ちを表現して伝えるかということですね。以上のことをまとめると
- 伝えたいことを決める
- なぜ、そのことを伝えたいのか?それは自分のどういう感情・経験からきているのか考える
- 2で考えたことと同じようなこと・出来事を探して引用に使う
- どうやって聞いている人に共感してもらえるかを考える
- 興味を持ってもらえるような導入部分のつかみを考える
- 最後の印象的な終わり方を考える
これをやれば面白いスピーチが作れる!(はず)
「なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?」でわかる営業における3つの大切なこと
こんな本読みました。
kindleセール中 1,836円→648円(2017/01/10現在)
※注意 Amazon.co.jp は本キャンペーンを予告なく変更または終了する権利を保有します。
営業職じゃない人でも、営業的なことをしたことって誰にでもあると思うんです。例えば、美味しいラーメン屋を友達に薦めるとか、仕事で自分が考えているやり方に同意してもらうとか、プレゼンなんかも営業の一部ですよね。
なんで美味しいラーメン屋は勧められるのに、自分の会社の商品を勧めるのには躊躇してしまうのか。そんな自我と仕事の矛盾が営業には存在します。この営業が抱える永遠の矛盾にどうやって対処するのか?それを乗り越えて売れる営業と売れない営業の差はなんなのか?
この本にはトルコの商人、テレビショッピングのスター、生命保険の営業など様々な分野の人へのインタビューや過去の営業に関する販売、営業の書籍、歴史などから多面的に営業についてアプローチをしています。 また、いろんなアンケート調査や結果と営業成績の関係などを交えているところも面白いです。
営業の仕事とはとても人間的ですし、さまざまな要素が関わってくるので分析が難しいと思うのですが、多面的・科学的なアプローチをすることで営業というものを一般化しています。
この本で学んだ営業における3つの大切なこと
1 ストーリーをつくる
セールスにおけるストーリーの役割は二つある。一つは売り込みの道具としての役割。もう一つはセールスマンが自分を納得させる道具としての役割。
相手に商品の必要性を訴えることは、同時に自分が売り込みをする動機づけにもなっていないといけないということです。例えば、親が生命保険に入ってなかったがために自分の夢を諦めてしまった子供の話は、相手に生命保険の必要性を説くのと同時に、営業マン自身にも生命保険の大切さを実感させているということ。この視点は結構大事かも。
営業という仕事は見込み客とのやり取りの能力はもちろん、自分との葛藤といかに折り合いをつけられるかという能力も大切なんですよね。
営業は、自分自身との葛藤も、また周囲との葛藤も避けられない職業だ。柴田さんや岡さんやノーマン・レヴィンのように、そうした葛藤に折り合いをつけられなければ、セールスマンとして成功できない
そのための手助けになるのがストーリーであるということ。売れている営業の方に会うと自信満々で雰囲気があるんですが、それはきちんと自分の葛藤に折り合いをつけて、自分がいまここに存在している意義があると思っているから何だと気づきました。
と、ここでふと思い出した事があります。島田紳助が以前、吉本興業でたった一度だけ講演したことがあるそうで「売れるためのX軸とY軸の考え方」という話をその中でしていました。
売れようとする芸人はみんな自分のネタの練習ばかりしている。でもそれは違う。世の中の流れをちゃんと考えないといけない。過去にどういうお笑いの歴史があってそして今どうなっているのかを考える。これがX軸。そういうことをちゃんと分析した上で、自分たちに何ができるのかを考えないといけない。これがY軸。このX軸とY軸をいかに交差させるかということをちゃんと考えないといけない。
ものすごく要約するとそういう話をしていました。あの人めちゃくちゃ頭いいですね。
で、話を戻すと営業における葛藤に折り合いをつけるストーリーも自分のことばかりを考えていてはダメで、過去にその業界がたどってきた歴史や、今の社会情勢、これから業界はどう変わっていくのか?、というようなこともきちんと考えた上で、そこで今自分が扱うこの商品の価値がどこにあるのか、なんのために必要なのかというストーリーを考えるといいんじゃないかと思ったんです。
2 相手を見極める
そんな風にして作ったストーリーがどんなに素晴らしくても、それが響くかどうかは相手次第です。親が無保険で夢を諦めてしまった子供の話を独身男性にしてもまったく興味を持ってもらえないですしね。まあ、それは極端な例ですが、いろんな話をしながらその時の相手の反応を見て、相手の言葉には出ない本音を読み取る能力が営業には必要なのだということです。難しいですけどね。
本の中に出てくるトルコ商人のマジードはお客の仕草や話し方、態度からそのお客が見込み客なのかどうかを瞬時に判断していました。
マジードは観察し、耳を傾け、相手に合わせ、感情をコントロールしながら、客の出すヒントを正確に読んでいる。ストレスや欲や感情の揺れは、素早い判断の妨げになる。吸収した情報を処理し、商品とメッセージと売り方をうまく組み合わせることができなくなってしまうのだ
これを読むと、もはや営業はグレイシー柔術のような格闘技のようにすら思えてきてしまいます。こちらの発した言葉に対する相手の反応をまた瞬時に読み取って次の手を打つ。準備と経験とセンスが要求されますよね。
たぶん、売れる人と売れない人の差はこの読み取る能力に最も左右されるのではないかという気がします。なんだかセンスのない人には悲しい結果しか待っていないような感じになってきましたが、次の言葉に救われました。
生まれつき内向的で、気が弱くて状況判断が苦手な人もいるだろう。だとしても、セールスマンの役割とそれに何が伴うのかをはっきりと理解する力を養えば、生まれつきの資質があっても自分を知ろうとしない怠け者よりも、最後には強い武器を手にすることができるのである。
3 前向きであること
葛藤に折り合いをつけるためにトイレ掃除を毎朝したり、ジョギングをしたり、学び続けることを怠らなかったり、顧客のためにさまざまな準備をしたりする。そしてそういった努力をしてもなお、拒絶をされたり、ちょっとした心変わりに裏切られたりするし、常に目標やノルマに追われるのが営業という仕事の宿命なんですよね。
だからこそ、営業マンは打ちのめされてはいけない。いつでも気分を上げていなければ顧客は去るばかりです。本の中の表現を借りるなら「ゆったりした上着をまとう」気持ちでいなければならない。そう思わされました。
「勇気の反対は臆病さではありません」。ナイチンゲールは奥深いなめらかな声で呪文のように唱えた。「周囲への迎合です」。ナイチンゲールはアメリカ人の存在の根幹にかかわる危機を説いていた
トップセールスマンは自信に満ち溢れていているようでどこか寂しげにも見えます。それは、自分自身のストーリーの中で様々な葛藤と戦い、周囲に迎合すること無く、ゆったりとした上着をまとっているからなのかもしれません。
逆に言うと、そいうことが出来なければトップセールスマンにはなれないということですね。
kindleセール中 1,836円→648円(2017/01/10現在)
※注意 Amazon.co.jp は本キャンペーンを予告なく変更または終了する権利を保有します。