読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

わとそんと日記

読んだ本(主にKindleセールで購入したもの)を紹介するブログです。

会社は2年で辞めていという考え方は超重要

 

この山崎元さんの著書「会社は2年で辞めていい」という本は、単なる転職の話ではなく「どうやってビジネスキャリアを作っていくか?」ということを考える上でとても参考になる一冊でした。

 

メインの想定読者は20代だと思いますが、どんな世代でも参考になる考え方が満載です。また最近話題なっている本の「LIFE SHIFT」によれば、人生は100年になるという話もあります。えー?100歳まで生きないでしょー。なんて思われるかもしれませんが、高齢者は75歳からになるという日本老年学会の発表もありますし、明らかに寿命は伸びるでしょう。しかも健康寿命が伸びるわけです。

www.nikkei.com

 

こういった流れになると、たぶんですね、現在財政をひっ迫していると言われる社会保障である年金支給や健康保険の負担軽減の対象年齢は引き上げられることとなる可能性が高いわけですよね。

ということは、現在はスタンダードになりつつある65歳定年というのも変わってくるでしょうし、ともすると、定年後には個人で稼がないといけない時代が来るかもしれないわけです。定年までに手に職をつけて独立をしましょう、みたいな。

そこに備えるためには、単に会社のいち従業員として働いていればいいという時代では明らかになくなっていくんじゃないかと思うわけです。

会社本位か自分本位か

前置きが長くなりましたが、そんな時代が来るかもしれない中で、山崎元さんの、会社を2年でやめるという発想は会社よりも自分に重きを置くということからきています。

会社はアテにできない。少なくとも会社に頼りきるわけにはいかない。となると、頼むべきは自分、より正確には、自分の人材価値ということになる。  念のため、形を変えて説明を繰り返しておくと、(A)会社が長期的に(できれば成長し)順調で、かつ、(B)会社にとって自分が必要な人材であり続けて、かつ、(C)自分が会社に価値を感じられる(誇りを持てる、飽きないど)ということでないと、一つの会社に頼った人生は成功しない。  将来について、(A)、(B)、(C)が成立する確率はいかほどか。しかも、(A)×(B)×(C)という確率の積が問題だから、どれかがゼロになると、結果はゼロだ。

こう考えてみると、この(A)×(B)×(C)が成立しているのは奇跡のようにも感じられるてきます(笑) 今は順調に言っていてもいつかどこかで破綻するかもしれない。そしてそれはいつ起きても不思議ではないわけです。

そもそも、この3つの中には3つとも「会社」という自分ではコントロール不可能な要素が関係しています。そしてそれは会社の経営状態であったり、業界の情勢であったり、社会全体の流れに左右されて変わってしまうんですよね。だから、自分がどれだけ努力してもうまくいかない可能性が起こりうるわけです。

だから会社に頼った人生であってはいけない、というのがこの「会社は2年で辞めていい」という本の中での山崎元さんの主張なわけです。

じゃあ、どうやったら2年で辞められるの?

当然、2年で辞められるということは次の転職先が決まっているということであり、それくらいの能力があると見られないといけないわけですよね。それって結構大変なことだと思うんです。山崎さんは転職を12回も経験されているそうなのですが、そのためのコツはどこにあるんでしょうか?

ここで、重要なポイントを一つお伝えしよう。  転職の際、自分のスキルあるいは能力を評価されることになるが、転職マーケットで評価される業務上の「能力」とは、(一)現にその業務をこなす能力があって、かつ、それが(二)実際の仕事の実績を通じて証明されている、という二つの条件が揃っているものが最上だということだ。業務経験は、学歴や資格に勝るのです。

つまり、能力があるのはもちろんだけれども、それをちゃんと何らかの形にして相手に見せられるようなものにするのがいい。例えば、山崎さんの場合は自分が書いた雑誌の記事や仕事で作成したレポートになる。でも、業種や職種によってはなかなか難しい場合もありますよね。とはいえ、大切なのは「その実績をどう証明するかを常に考えておくこと」 なんだと思います。

例えば、総務の仕事をしているのなら、実際に業務が効率化したプロセスとそれによってどれくらい効率化することができたのかを説明する練習をしてみたり、営業ならただ自分の過去の成績を伝えるのではなくて、そのプロセス、なぜそういう数字を出せたのかということについて伝える練習をしてみたりする。

そんなことって、一つの会社でずっとやっていくならあまり必要のないことですよね。大切なのは「外から見られるとどうなのか?」という視点を自分の中に持つことなんだと思いました。

じゃあ、どうやってそんな実力をつければいいのか?

でもそれは山崎さんが優秀だったからできたんでしょ、って思っちゃいますよね。そんなことなかなか出来ないよね。って思っちゃいますよね。でもこの本で山崎さんは丁寧にどうやったら実力をつけられるのか?ということについて

(1)興味のあるテーマは、専門雑誌(多くは英文)に載る論文までフォローしておこう。商売上「差」を直接的に作ることができるのは、このレベルの知識だ。
(中略)
(2)まったく知らない新しいテーマ(たとえば株式投資)に取り組む場合、心者向けの入門書を数冊から十数冊買って拾い読みをすると、最初から中級向けの基本書をしっかり読むよりも、早く物事の「感じ」がわかることが多い 。

というような感じで7項目に渡って勉強の仕方について教えてくれています。特に(1)についてはハッとさせられました。英語に関してはあんまし得意じゃないのもあって諦めていました。Google翻訳がもっと便利になるからいいんじゃない?とか考えていたわけです。でも、確かに世の中にあふれていて、みんなが読んでいるようなものだけを読んでいたら、10点満点までは行けるかもしれないけど、その上にはいけない。差は生み出せないんですよね。

 

先日読んだ、梅原大吾さんの本の内容を思い出しました。

thinkinglab.hatenablog.com

10の強さを手にする方法は簡単に教えられる。だが、11、12、13の強さを手にする方法は言葉では教えられない。それでも口に出して言うとすれば、 「すべての可能性を試した果てにあるもの」  ということになるだろう。それはテクニックや方法論ではなく、ほとんど姿勢や居住まいの問題になる。ゲームとの向き合い方、覚悟の置きどころと言えばいいだろうか

つまり、この英語の論文も読んでみるということが11を目指す行為なんだと。そしてそういうことをすることが自分と他人との差を作り、実力をつけ続けるために必要なことなんですよね。

 

「そういう姿勢で自分の仕事に取り組んでいますか?」

 

そう言われた気がしました。頑張ろう。

 

 

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

 

 

余談ですが、この本「会社は2年でやめなさい」だったら読んでなかったかも。〇〇しなさい、っていうタイトル嫌いなんですよねー。