水島シェフに「料理は弱火なら絶対に失敗しない」と言われたので、試してみたらまあまあ上手く出来た。
水島弘史さんは「ロジカルクッキング」という料理と経営手法が混じったような名前の調理方法を推奨していて、毎週土曜日に放映されている『サタデープラス』でも調理コーナーをやってらっしゃいます。
言われたといってももちろん、本に書いてあるのを読んだだけです。先日のKindleセールで本があったので買ってみました。
ちなみにぼくの調理レベルはかなり低いです。カレーは作れますがなんかちょっと頑張って作ろうと思うと失敗します。
テレビで目にした時におっしゃっていたのは、
・料理は弱火(強火はほとんど使わない)
・揚げ物は油が冷たいうちから入れる
・フライパンは振らない
など、あまり他では聞いたことのないような料理の仕方のお話。面白かったので今回Kindleセールで目にしたことをきっかけに、購入して読んでみました。
ロジカルクッキングはあなどれない!
で、結論から言うと、めちゃくちゃいいです。結構おすすめです。
とくに、レシピどおり作っているはずなのに何となく上手くいかないという人は是非読んだほうがいいです。
料理を作ろうとおもってクックパッドを開いてレシピを見た時に、レシピにある“適量”ってなんだよ?って思ったことありません?
そりゃ適量いれればいいんでしょうが、その適量が書いてあるのがレシピなんじゃないの?って。
あと豚肉200gってレシピには書いてあるけど、買ってきたのが300gだった場合どうすればいいんでしょ?みたいなのもありますよね。
そんな疑問をもったことがある人には特にオススメです。
1 塩分をきちんと計れば味付けは怖くない。
なんでオススメかというとですね、味付けに関してはちょうわかりやすい鉄則があるんですよ。これだけ覚えておけば味付けに迷わない。
塩分を重量の0.8%にする
というものです。
これだけで守れば大丈夫です。お肉を焼くときも300gなら
300g × 0.8% = 2.4g
なので、2.4gの塩を振ればいいのです。
野菜の炒めも味噌汁もなんでもこの「重量×0.8%の塩分量」を守れば味付けが不思議なくらいうまくいきます。
何で0.8%なのか?ということですが、人間の体内の塩分濃度がそれくらいなので、それに合わせた濃度が美味しいと感じるようにできている、っていうなんとなくよく分かるような、狐につままれたような話なんですが、実際に食べてみるとちょうどいいので納得せざるを得ません(笑)
2 弱火で調理するのは時間はちょっとかかるけど失敗しない。
弱火で調理したことってあります? あんまりないですよね。
弱火で調理したら中までちゃんと火が通らないんじゃないの??
って思ったわけですが、とりあえずやってみました。
というわけで、チャーハンにチャレンジ!
まずは分量を計ります。そして分量の0.8%の塩を用意しておきます。
ご飯を洗います。お米じゃないですよ、炊き上がったご飯を洗うんです。あと油もかけます。こうするとご飯がくっつきにくく、ぱさぱさになりにくいそうです。
フライパンに油を入れて、卵も入れる(フライパンはあたためない)
弱火であたためる
普段の料理では、材料を入れるとジャーって音がして、料理してる感がありますが、弱火調理ではそれはほとんどないです。「これ、できあがんのかな?」なんて思っちゃいます
でも、だんだん温まって、ふつふつして固まってくるんですよ。
強火だとここから一瞬で固まってしまいますが、それがゆ〜〜〜っくり固まっていく感じです。ここで一つ納得しました。
今までの料理の仕方はHARDモードだったんだ
強火だと調理時間は短くなるわけですが、その分、いいタイミングも短くなっちゃうんですよね、きっと。卵焼きでもなんでも、焼けて焦げるまでというのがとても短い時間になる。
料理の上手な人はその短い時間がちゃんとわかってる「黄身がこんな感じになってきたらそろそろ出来上がり」みたいに。そういうセンスがあるわけです。センスがない人はうまくそのタイミングが見つけられなくてどうもうまくいかない。
でも、弱火なら火の通り方もゆっくりだから、いいタイミングの時間帯が長くなる、そうすると失敗しなくなる、っていう方程式なんですね。想像ですけど。
話をチャーハンに戻すと、ずーっと弱火のまま、その後、ごはん、具材を投入。塩も投入。ここからもひたすら弱火で炒めます。(このへんから写真撮り忘れた)
最後に胡麻油を投入して、ここからいままで息をひそめていた強火の登場です!
強火で30秒。一気に仕上げます。ジャージャー鳴って料理してる感がすごく高まります。
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はい、完成です!美味しかったです。
ちなみに本を紹介しておいてなんですが、この本にはチャーハンについては載っていません。ちょうど昨日のサタデープラスでやっていたのでチャレンジしてみました。
この記事がその時の放送の様子をまとめていて見やすいです
この本に載っているメニューは焼き魚やお肉のソテー、ハンバーグなど基本的なメニューが多いので、いろいろと試してレポートしたいと思います。
試してみました。
ひき肉と玉ねぎだけのハンバーグ
ロジカルクッキングでハンバーグを作ってみました。 - わとそんと日記
高級ホテル並!?のスクランブルエッグ
スクランブルエッグをロジカルクッキングで作ったら高級ホテルの朝食のように美味しかった - わとそんと日記