kindle値下げ祭り【高額商品編】
高い本には教養が詰まっている、難しいけど。
7/10-11のAmazonPrimedayに合わせてKindleではセール祭りが始まっています。その中から今回は普段はなかなか手を出しにくい高額商品をご紹介します。積読率も高くなりそうですがチャレンジしてみたい本もたくさんありますね。
こういった高額本はたいていハードカバーで分厚かったりするので、こういう本こそKindle向きだと思います。
教養系
いろんなニュースや出来事に潜む、予想の手がかりとなる「シグナル」と雑音「ノイズ」の見分け方とその精度の上げ方を解説。
「あなたの集めた情報はノイズのかたまりかもしれない」なんて言われたらちょっとドキッとしますよね。
最近はヒアリのニュースでよく見かけるコンテナですが、20世紀最大の発明の一つと言われています。このコンテナ、船で運んでいる様子をよく見かけますよね。船に乗っているので当然世界の色んな場所に行きます。そう規格が世界で統一されていでるんですよね。世界統一規格のコンテナがいかにして普及していったのかというコンテナからみた世界の物流の変化のお話です。
コンテナの次はバッテリーです。20世紀にコンテナの戦いがあったなら、21世紀の今行われているのはバッテリー戦争です。ハイブリッドカー、スマートフォン、ノートパソコンなどなど、バッテリーによって進化を遂げたモノはたくさんあります。これまでどのような戦いがあり、これからどうなっていくのか。ますますニーズが高まるバッテリー戦争についてリアルに書かれた本です。
注:マーケットプレイスの方が安い場合もあります
- 作者: ジム・コリンズ,ジェリー・I.ポラス,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 1995/09/26
- メディア: 単行本
- 購入: 33人 クリック: 196回
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もう、20年以上前の本ですね。本屋で平積みになっているのを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?タイトルから何となくビジョンが大事なんだろうな、ということは想像できますし、実際そういった中身です。いろんな業界のビジョナリーカンパニーと優秀なんだけどビジョナリーカンパニー追いつかない会社とを比較しています。
未来系
限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭
- 作者: ジェレミー・リフキン
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/10/28
- メディア: Kindle版
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限界費用って聞きなれない言葉ですよね。
限界費用(げんかいひよう、英: marginal cost)とは、生産量を小さく一単位だけ増加させたとき、総費用がどれだけ増加するかを考えたときの、その増加分を指す。
うーん、難しいですね。
例えば、新しくお店を開いたとします。洋服のセレクトショップです。セーターをもう一つお店に置きたいとすると、その場所や在庫が必要なのでその分コストがかかります。
でもそれがネット上のオンラインショッピングの店舗だったとすると、作ったとしそこに商品を一つ追加するには画像が一つあればOKです。在庫に関しても発注があってから仕入れるという方法もあります。
この一つの商品を増やすとどれくらいコストが増えるかということが限界費用になるわけです。
そしてインターネットを始めとするテクノロジーの進化によってこの限界費用が限りなくゼロに近づいているのでビジネスのあり方が変化しつつある。ということがこの本にかかれています。ポスト資本主義というとすこし古めかしい感じもしますが、確実に資本主義の次が来ていると感じられる一冊です。
限界費用ゼロ社会と同じように次の資本主義の柱の一つとなっているのがシェアリングエコノミーです。AirBnBやUBERといった代表的なものを始め、中国ではシェアサイクルが活況だったり、日本でもスペースシェアリングやシェアカーの市場が大きくなりつつあります。
これまでは経済のやりとりというのはお金をやりとりすることによって信用もやりとりしていました。しかし、シェアリングエコノミーではお金を仲介せず、信用そのものをやり取りすることによって経済活動が行われます。
なんでシェアが流行ってるの?と思う人には是非読んで頂きたい本です。
そのシェアリングエコノミーをこれから技術的に支えていくものの代表がブロックチェーンです。ビットコインなどの仮想通貨に使われている技術ですが、ブロックチェーンの技術が使われるのはお金だけではないです。 シェアリングエコノミーにおける信用性を担保するためにも使うことができます。
ブロックチェーンが持つ可能性を知るための入門書的な本です。
人工知能とは?という問いと、知能とは?という問いはイコールである。サイエンス、エンジニアリング、哲学から人工知能について、知能について迫る本。
人工知能は、サイエンス、エンジニアリング、哲学が交錯する分野です。
まず知能とは何かを探究するサイエンスであり、そして知能とは何かを問う哲学であり、さらに知能を作ろうとするエンジニアリングです。
この三者が交錯する、とらえがたい中心に人工知能はあります。
そのため、人工知能という分野はときにさまざまな批判を受けながら現在のような確固とした学問、応用分野になってきました。
しかし、その輝かしい応用事例とは裏腹に、人工知能の基礎は弱く、もろく、「建設中」の看板が長らく立ったままです。
「知能とは何か」という人工知能の本来の基礎は、人間の究極的な問いの一つなのです。
まえがきより
その他にも
良さげな本を何冊かピックアップしてみました。個人的な趣味のものもありますが。こんな本もあるんだー、と思いながら見ていただけたらと思います。
- 作者: ヨルゲン・ランダース,竹中平蔵解説,野中香方子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/01/09
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 7回
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クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
- 作者: デイヴィッド・ケリー,トム・ケリー,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: 単行本
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デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)
- 作者: 佐藤好彦
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2008/04/28
- メディア: 大型本
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