生命保険が値上げになるから早めに見直ししたほうがいいですよ、っておすすめされたら読んで欲しい。
世の中の金利が下がっているので、保険料は値上げします。
でも「金利が下がったから、保険料上げます」って。
ガリガリ君が10円値上げするのにどれだけ苦心したかということを考えると、そこに企業努力はないのか?!とか思ってしまいますよね。
まあ保険会社というのは金融庁に監視されていますので、その辺は大人の事情もあるのだと思いますが。
保険を見直しする前に考えたほうがいい3つのこと
しかし!だからといって「3月までに見直したほうがおトクですよ!」という営業マンの言葉につられてはいけません。 それは、バーゲンセールで安く売っていたからといって、あまり着ないような洋服を買ってしまうようなものです。どんなに安くても必要ないものにお金を払うことはムダです。
そんなことをしていたら、商品や営業マンにこの先も振り回されてしまうこととなってしまいます。そうすると、結局、なんとなく得をしているようでフタを開けてみたら実は結構損をしていた、ということになりかねません。 ですから、そんなバーゲンセールにつられて買ってしまう前にこの3つの質問についてぜひ考えてみて下さい。
1 その保険はあなたにあっていますか?
2 そもそも生命保険は必要ですか?
3 「お前はもうすでに保険に入っている」(ケンシロウ風)
1 その保険はあなたに合っていますか?
いい感じのシャツが定価の70%引きで売っていたんですが、サイズはLサイズとMサイズしかありませんでした。あなたの洋服のサイズがSサイズだとしたら、このいい感じのシャツはどんなに安くても買わないですよね?
どんなにお得感があっても自分に必要がないもの、合っていないものを買うことがムダであることは洋服も保険も同じなんです。
自分にあったものを選ぶということが大切です。 あまり必要ないものを買っても意味がないですよね。
洋服も人によってサイズや好み、似合うものが違うように、保険も人によって必要な保障、金額、それによってえられる安心は違います。
2 そもそも生命保険はあなたにとって必要ですか?
生命保険は家の次に高い買い物なんて言われるくらい毎月の保険料を払ってらっしゃる方も多いです。 生命保険文化センターの調べでは平成27年度の世帯加入率は89.2%
1世帯あたりの年間支払保険料の平均は38.5万円。
そんな加入率が高くて、毎月3万円も払っている生命保険ですが、
「何かあった時に、今の保険で安心ですか?」
と聞かれた時に「大丈夫」と答える人の割合はわずか30%程だそうです。(みなさんはいかがでしょうか?)
なんで、そんな結果になってしまうんでしょうね?
理由はそれぞれだと思いますが、一番大きいのは
“今の保険が自分にあっているかどうかわからない”
ということだと思います。
洋服なら着てみれば自分にあっているかどうかというのがわかりますが、
保険は試着することができません。試着しても合ってるかよくわからないこともありますし。
だから、あなたにぴったりのオーダーメイドの保険を考えてみることが大切、なんていわれたりします。
そして、オーダーメイドを作るために大切なのは「自分の体のサイズを知ること」です。
保険で言えば、自分の家庭環境、家計の状況、リスクにどこまで耐えられるか、そしてこれがいちばん大切ですが、今後どうしていきたいか。
そういったことをきちんと考えて保険をオーダーしないといけないんですよね。
営業マンの売り文句を鵜呑みにしたり、他人が入っている保険を気にしたりしてもよくないですし、逆に保険不要論に変に同調してしまうのもどうかと思います。
一般論で「生命保険は必要か?」ということを考えることにあまり意味はなく、自分ごととして
「自分にとって保険は必要かどうか?」
ということをきちんと考えることが大切だと思います。