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水曜どうでしょうはゲーム実況の先駆けだったと気づいた件。

水曜どうでしょう」というTV番組があります。

 

1996年10月9日に放送を開始。レギュラー出演者は鈴井貴之(以下「鈴井」)と大泉洋(以下「大泉」)、ロケ同行ディレクター藤村忠寿ディレクター(以下「藤村D」)と嬉野雅道ディレクター(以下「嬉野D」)の2名。基本的にこの4人が無謀な旅をし、その模様を放送する。

 

水曜どうでしょう - Wikipedia

 

今は完全に売れっ子となった大泉洋さんが出演しているのですが、旅番組ですね。
ただふつうの旅番組と違って、きれいな景色とか、観光名所的なところはあまりでてきません。基本的には移動時間がメインです。名物企画にカブの旅がありますが、こんな感じです。

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右側が大泉さん、左側が鈴井さん

放送時間のほとんどをこのバックショットが流れます。出演タレントの顔も移さないわけですが、なんかついつい見ちゃうんですよね。

時代に逆行したつくり

SNS全盛なので、流行っているのはわかりやすくて短い時間でみられる動画ですね。

Timeline
Facebookでフォローしてますが新しいテクノロジーや斬新な商品などを動画で紹介してくれます。

twitter.com


C CHANNEL

女性向けの1分以内のTipsの動画を集めたメディア

www.cchan.tv

 

そんな、短い時間で分かりやすいとか、思わず見てしまうような華やかな画だったり、そういうのがいわゆるみられる動画のはやりなわけです。TVでもテンポよくすすんでいっていかに視聴者を飽きさせないかということを考えて作られているといえます。

そんな中、なんにも変化がないような画で30分のほとんどを作っているんですよね。もちろん、編集しているからテンポはよくなってるんでしょうが。

あ、これってもしかしてゲーム実況みたいなものなのかも

それで、見ていてふと気づいたんですが、この画って自分が一緒に参加している気分になるんですよ。一緒にカブの後ろを走っている車に乗っている気分。これって、今流行っている「ゲーム実況動画」を見る気持ちと一緒なんじゃないかと思ったわけです。

水曜どうでしょうが始まったのはもう20年も前ですから、そうとう時代の先をいっていたわけですね。

というところで気がついたんですよ。

コンテンツがもたらす価値というのは時短か体験かしかない

ということこに。

例えば、本と言うのは自分が知らないことに対して、知らない情報をわかりやすくまとめて一冊にまとめてくれています。ニュースは世の中の出来事を解説を加えて押してくたりします。まとめサイトは色々と問題も指摘されていますが、情報を読みやすく、コンパクトにまとめてくれているので価値があるわけですね。

これらのコンテンツがもたらしてくれるものは「時短」です。自分で調べようとしたらものすごーく時間がかかるものをもっと短い時間でわかりやすく説明してくれるわけです。ぼくらは労力をかけずに知ることができるので、その分時間というコストをかけないですむ。そこに時短の価値がある。

一方で、体験というものは時間がかかるとしても、それを感じることで自分に何かしらかの変化が起きるということころに価値があって。海外旅行に行って初めて見る景色、いつもとは違う食事。街の匂い。そういう中で感じる文化の違いに自分の価値観が変化したことがある人は少なくないんじゃないかなー、って思います。

時短は受動的でもできるが、体験は能動的でないとなかなかできない

体験というのは自分で行って、自分のからだをつかって経験しないといけない。頭だけで考えていてもだめなんですよね。

とはいえ、限られた時間の中でそんなにたくさんの経験ができるわけではない。だから、体験を提供してくれるコンテンツというのが人気になるんだと思います。

そういう中で、水曜どうでしょうはTVにおける体験コンテンツとしてよくできているなー、と思ったわけです。

と、ごちゃごちゃと言いましたが、要するにどうでしょうは面白いということです。